一度書いたことを忘れて見直そう : 『文章を整える技術』
- 作者: 下良果林
- 出版社/メーカー: ごきげんビジネス出版
- 発売日: 2018/08/31
- メディア: Kindle版
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推敲
仕事上、週末と月末にまとまった報告を書く生活になっています。たまにブログも書きます。
昔から日本語をうまく操る人に対して羨望と嫉妬が激しかったのですが、最近コードを書くよりも日本語を書く方が増えてきて、死活問題になってきました。あぁ.. 美しくてわかりやすくて印象に残る日本語を書きまくりてぇ...
本書は推敲のノウハウをまとめてくれている本です。
文章に自信がない人は、そもそも「文章を整え、読みやすくする」という作業を怠っている、とも考えられ ます。
う、そうです。書いた文章、ちゃんと見直していないかもしれません。*1
本書では推敲に使うためのチェックリストを作るとよいとあるので、自分用に最低限のリストを作ってみました。
- [ ] 無駄が多く長いだけの文章
- [ ] 専門用語ばかりでチンプンカンプンの文章
- [ ] 「ウラ」がとれていない文章
- [ ] 接続詞が多すぎる
- [ ] 「本当に必要な情報か」を意識する
推敲の際、上記のリストを念頭に置いて読み返し、すべての項目をパスできるかテストしてみるとよいだろうと思いました。
推敲をちゃんとするための戦略
推敲のテクニックに、「なるべく書いた内容を忘れて読み直す」というものがあります。当然のことながら書いた本人は文章の内容を完全に理解しているので、推敲の際、多少わかりにくい表現であっても見過ごしてしまうからです。
つまり、ちゃんと推敲をするには、推敲そのものの時間と「一度忘れる」ための時間が必要になるわけです。うーん、時間なんてないっていうのに。。
本書では、コーヒー休憩やメールボックスの確認などを挟んでリフレッシュだけでもよいと言っています。休憩というのは作業の合間合間に必要だとは考えていたのですが、作業には「一度忘れる」という意味でのリフレッシュというのはやはり重要だなと思いますね。自分がテスターとして生まれ変わるための儀式のようなものかと。
チャット内容の推敲
メールや報告書は推敲する時間は取れると思うのですが、Slackなどのチャットはどうなのでしょう。特にテンポよく会話してる時などはちょっと難しいと思います。
ただ、文章でのやり取りのせいで真意が伝わらず、トラブルになる例も散見されます。それはチャットだと推敲できないことと関連している感じがしますね。
*1:文章を整える時間ちゃんと取れないし、見直すくらいなら早く会社を出て帰りの電車でスト5のeスポーツ動画を見たいと思っています